戦後70年と考えるとすごく遠く感じますが、私がこの世に生まれる15年前まで第二次世界大戦が行われていたと考えると最近に感じられます。しかも、今回訪れた沖縄は日本で唯一アメリカ軍との『地上戦』があった国でした。

 《ユイマ~ル沖縄ツアー(平和学習)》は2つの柱があり1つは過去から学ぶ戦争の恐ろしさ。そして、もうひとつは沖縄の基地から見えてくるこれからの日本でした。
 第二次世界大戦の終盤、沖縄での地上戦において兵隊や武器の数などアメリカ軍に勝るものはほとんどなく、それでも沖縄の皆さんは本土のために尊い命をあけて闘っていました。しかも本土では8月15日に終戦が知らされましたが、沖縄には1か月以上のちにその知らせが届いたとのことでした。その間にどれだけの命が失われたことか・・・考えるだけで気持ちがいっぱいになります。
 
 現在、沖縄にはたくさんのアメリカ軍基地があります。普天間基地は住宅地にあり危険と隣り合わせですが、基地内の宿舎上空は絶対に飛行しないとのことです。また、現在移設が予定されている辺野古沿岸はきれいな海とサンゴ礁が広がっていました。辺野古の基地は普天間基地の移設と言われていますが、辺野古の海は水深が深く大きな輸送船を接岸するには便利な基地なのかもしれません。
 
 今でも、世界中で戦争が起こり尊い命が犠牲となっています。平和のために必要なのは相手を上回る武力なのでしょうか?そして、平和を守るために日本は世界に向けてどのようにすれば良いのでしょうか?今、日本は平和の分岐点に居るようです。

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