士äºåæãã¤ã´ã£ã¹ï¼ã¡ã¤ã³ã®ä»äºã®ãªãã¡ã¼ããã¾ããããæ°ãé²ã¾ãã¸ãã¼ã¯æãã¾ããããããããã ã¨ã®é¢ä¿ãé²å±ããã®ã§ã¸ãã¼ã¯èããæ¹ãããªãã¡ã¼ãåãããã¨ã«ãã¾ãã 映画・音楽ジャーナリスト。著書に『1998 年の宇多田ヒカル』(新潮社)、『くるりのこと』 (くるりとの共著、新潮社)、『小沢健二の帰還』(岩波書店)、『日本代表と Mr.Children』 (レジ―との共著、ソル・メディア)、『2010s』(田中宗一郎との共著、新潮社)がある。, 木津毅 ¨éé¨ãå³é¸ãã¦ãç´¹ä»ï¼æ´ã«æé¡æéãé ä¿¡ä½åæ°ãè©å¤ã§ä¸è¦§æ¯è¼ãå¯è½ï¼ 加入しているVODサービスはNetflix、Hulu、Desney+、アマプラ。テレビは映画専門チャンネルを流しっぱなしにするのが好きです。 ã¼ãºã³5第4話ãã¿ãã¬ã¨è§£èª¬ãä¹ ãã¶ãã«ã½ã¦ã«ã»ã°ãããã³ãã¨ã¸ãã¼ã»ããã®ã«ã¨é£äºããããã¯ã¼ãã¯ãhmmæ³å¾äºåæã§ã¾ãåããªããã¨ã¸ãã¼ãèªãã䏿¹ããã³ã¯ã¨ã´ã¡ã¹ã¯ããã³ã´ã2人ã«ããè¾¼ãã éãã«ãããã»ããããã¨å¼ã°ããç¾é ⦠士âã½ã¦ã«ã»ã°ãããã³âã«ãªã£ã¦ãã£ãã®ããæããã¾ãã ã¼ãºã³3ã§çã«å ã¾ã亡ããªã£ã¦ãã¾ã£ã. アメコミ映画からミニシアター系までなんでも観ます。特に好きなジャンルはミステリー、サスペンス、SF、ファンタジー。ミュージカル映画も大好き。体内には『ロッキー・ホラー・ショー』の血が流れています。 今後は解説・考察記事なども書いていきたいと思っています!. ã¼ãºã³6ã¯ä¸å¿2021å¹´é ä¿¡äºå®ã«ãªã£ã¦ã¾ããã©ããã³ãããã¯ã«ãã£ã¦äºå®éãæ®å½±ãã¹ã¿ã¼ãã§ããªãå¯è½æ§ããããããããæå³ã§ããã¾ã ã¾ã æé ⦠ãã¿ã¼ã»ã³ã¼ã«ã»ã½ã¦ã«ã¨ãã¬ã¤ãã³ã°ã»ãããã¯ã©ã£ã¡ããè¦ãã¹ãï¼è¦ãæ¹æ³ã¯ï¼ ãã¿ã¼ã»ã³ã¼ã«ã»ã½ã¦ã« ... ãã£ã¹ãã¨è£½ä½ã¹ã¿ããã«ããé³å£°è§£èª¬ï¼3ç¨®ï¼ ç¬¬1話 å°æ¬èªã¿ â ã¹ã¯ã¯ããã»ã³ãã©âã®æ å â ãã¤ã´ã£ã¹ï¼ã¡ã¤ã³ã®CM ä¸ç®è « â ãã¤ã´ã£ã¹ï¼ã¡ã¤ã³ã®cm 貯é ⦠人生で一番衝撃を受けた映画は『メメント』。好きな海外ドラマは『ドクター・フー』、『SHERLOCK』、「アメホラ」、『ウエストワールド』など。 ã¼ãºã³1ã§ã¯ ã½ã¦ã«ã»ã°ãããã³ã¨ããååã§ã¯ç»å ´ãã¾ãããã¸ãã¼ã»ããã®ã«ã¨ãã¦ç»å ´ãã¾ãã ã½ã¦ã«ã»ã°ãããã³ã¯ä»äºä¸ã®ååãæ¬åã¯ã¸ãã¼ã»ããã®ã«ã Copyright © EYESCREAM All Rights Reserved. ã¼ãºã³1ã¨ãã½ã¼ã2ã®ããã¥ã³ãã¯ã äºåæ å ±ãªãã§è¦³ãã«ãé¢ãããå½¼å¥³ã®æ å½ã ã¨ããã£ã ãããç¹å¾´ã®ããæ®ãæ¹ãããç£ç£ã§ãã ãªã¼ãºã«åãã¨ãå£ããªãã¨ããç¨æãªã¹ãã¼ã¿ã¹ã確ç«ãA çãããèªåã®ãã¼ãã¡ã¼ã ã§ãå± å ´æã失ã£ã¦ããå§¿ããå®ã«ãªã¢ã«ã«æ¼ããã£ãã ライター。2011年『ele-king』にてデビュー、以降、各媒体で音楽、映画、ゲイ/クィア・カルチャーを中心にジャンルをまたいで執筆。紙版『EYESCREAM』では〈MUSIC REVIEWS〉ページに寄稿。編書に田亀源五郎の語り下ろし『ゲイ・カルチャーの未来へ』(Pヴァイン)。cakesにてエッセイ「ニュー・ダッド あたらしい時代のあたらしいおっさん」連載中。. ããã¬ã¤ãã³ã°ã»ãããããã¡ã³ã¯å¿ è¦ã®ãããããï¼ !」と絶叫していました(笑)。, 宇野:『ブレイキング・バッド』でも『ベター・コール・ソウル』でもいいですけど、木津さんが思い入れのあるキャラクターは?, 木津:僕はマイクが一貫して好きですけど――ああいう寡黙なタフガイの苦悩みたいなものに弱いので――、彼はやっぱり有能すぎて、ちょっと作劇的にも便利なキャラだなと思わなくもない。となると、いまは圧倒的にジミーのパートナーである弁護士キム・ウェクスラーですね。これは『ブレイキング・バッド』も通してです。彼女の迷いや苦悩、揺らぎみたいなものが、本当に繊細に描かれているので。〈アルバカーキ・サーガ〉最高の女性キャラクターだと言いたいです。, 宇野:自分は『ブレイキング・バッド』では本当に主人公のウォルターに感情移入して見ていたんですよ。「俺は家族のためにこんなに頑張ってるのに、家族はわかってくれない!」っていう、きっと多くの男性視聴者も入り口はそこだったんじゃないかな(笑)。ただ、ウォルターはそれが自分の都合のいい思い込みだったことに、最後に気づくわけですけどね。あの瞬間は、本当に全身に鳥肌が立ちました。それと、偏愛の対象としては、ジェシーの恋人のジェーン。覚えてますか? あのジェシーの隣に住んでた部屋の管理人で、ヘロイン中毒の女の子。, 木津:ええ、もちろん。ただ、彼女を偏愛するっていうのはどういったポイントなんですか?, 宇野:ちょうどジェシーと同じくらいの年頃に、ジェーンのような恋人がいたからです(苦笑)。だから、そういう意味ではジェシーにもすごく思い入れがある。つまり、『ブレイキング・バッド』はメインの2人にこれ以上ないほどどっぷり入れこんで見ていたわけです。一方、『ベター・コール・ソウル』は、より俯瞰的に物語を楽しんで、その展開に翻弄されている感じですね。, 木津:どんな職業ですか(苦笑)。ジミーが優等生の兄であるチャックに対して抱いている、複雑な愛憎についてはどうですか? そこは僕も思い当たるところがあります。, 宇野:ジミーとチャックに関しては、両親との関係も重要ですよね。ジミーは、商売人なのに人が良すぎる父親のことを不甲斐なく思ってきた。一方、チャックは優等生の自分ではなく、ダメな弟の方が愛されていることをずっと根にもってきた。きっと、いろんな人が思い当たるような家族間の普遍的な物語が織り込まれている。, 宇野:ただ、シーズン5はもはやキムが主人公といってもいい内容になっていますよね。当初は誰もが、ジミーが悪徳弁護士ソウル・グッドマンになるまでを描く話かと思っていたわけですけど、そういう意味ではシーズン5の序盤でソウル・グットマンは誕生しちゃってるわけですから。, 木津:キムの存在は本当に大きいですよね。ダメ男を見限れないというところで僕は勝手に共感してしまうところもあるのですが(笑)、もちろんそんな次元ではなくて。シーズンのはじめでは、彼女は「法」を正当に扱い、生真面目にキャリアアップしていこうと努力しているのですが、ジミーの影響もあって「法」を外れることも繰り返し経験していく。『ブレイキング・バッド』から「悪とは何か」という問いがあるわけですけど、『ベター・コール・ソウル』ではジミー以上にキムがその主題を引き継いでいるように思います。社会が複雑化するなかで、「法」はイコールで「善」ではない。だとしたら? という。それってもはや、「法」で定義された国としてのアメリカへの問いですよね。, 宇野:そう。『ブレイキング・バッド』から『ベター・コール・ソウル』で舞台の中心がドラッグディールから法曹界へと移ったとき、最初はちょっと地味な話になったなって思ってましたけど、じつはより芯を食った「道を踏み外す」話になっているということですよね。, 木津:〈アルバカーキ・サーガ〉は現代アメリカ文学の重鎮コーマック・マッカーシーの諸作としばしば比較されますが、それは風景的なものだけではなく、主題的な部分も大きいんでしょうね。『ブラッド・メリディアン』や(『ノーカントリー』原作の)『血と暴力の国』なんかに近い、善悪の境界が破壊されていく場所としてのアメリカ。, 宇野:一方で、ドラッグカルテルの話も、途中まではほとんど交わることなく平行して描かれていく。そんなトリッキーな手法が許されるのは、視聴者が登場人物たちの未来を知っているスピンオフならではで、『ベター・コール・ソウル』はスピンオフとしての強みも最大限活かしてますよね。, 木津:なるほど。基本的にはジミーとキムが中心の法曹界を舞台にしたストーリーと、マイクやナチョらによる麻薬カルテルのストーリーがパラレルで進んでいって、シーズンのここぞというときでそのふたつが交わる。その作劇も本当に見事で。しかも、その瞬間にテーマ性がグッと前に出るようなクライマックスの作り方をしているんですよね。物語の進行自体はけっこうスローだし、ある意味では地味ではあるんですけど、その分カタルシスは大きいように感じます。, 宇野:『ブレイキング・バッド』から作品として明らかに更新されているのは、女性の描き方ですよね。正直、『ブレイキング・バッド』にはミソジニックなところもあって、それは当時、とくに男性の視聴者からあの作品がファナティックに支持された理由のひとつでもあったと思うし、それをもって作品を否定するのは間違ったことだとはっきり思いますけど。, 木津:いま『ブレイキング・バッド』を観ると、それこそ近年取り沙汰されるトキシック・マスキュリニティの問題も発見できますね。僕なんかは、「いやー、ウォルター、そんな面倒な男のプライドなんか手放しちゃえばいいのに」と思ってしまうところも多々ありますよ。それは悪い意味ではなくて、逆にリアルということなんですけどね。ただ、ウォルターの妻スカイラーがとくに、一方的に悪役めいた描き方をされていた部分はあると感じます。, 宇野:その点、『ベター・コール・ソウル』はちゃんと2010年代後半以降のテレビシリーズになっている。それを象徴するキャラクターがキムで、さっき「キムが主人公といってもいい内容になって」いると言いましたけど、それは必然だったと思うんですよ。, 木津:ええ。とくにシーズン4、5と来て、そのことがより明確になってきた感じがありますね。, 木津:というのは、『ベター・コール・ソウル』がリーマン・ショック以前の2000年代の話であることを踏まえると、キムが象徴的なキャラクターになっているからです。彼女がやっとの想いで掴んだ銀行との大きな仕事に対して、シーズン5では彼女自身が疑問を持つようになっていくじゃないですか。つまり、大銀行が「法」を駆使して庶民を追いつめていることに、自分も加担していいのか? そちら側こそが「悪」ではないのか? と自問する。だから、彼女はたしかに「道を踏み外そうとしている」んですけど、ある意味で彼女の変化は「目覚めること」でもある。そこもじつは、2010年代的なフェミニズムの機運を引き継いでいると言えます。, 宇野:そっか。言われてみれば、たしかに『ベター・コール・ソウル』ではこれからリーマン・ショックがくるのか。なんか、さすがに役者がどんどん老けてきてるから、ときどき『ブレイキング・バッド』の前日譚であることを忘れちゃうんだけど(笑)。『ベター・コール・ソウル』に唯一の弱点があるとしたら、「役者の加齢問題」ですね。, 木津:90年代にまで遡るシーンとか、さすがにちょっと無理がありますもんね(笑)。ただ、キムは『ブレイキング・バッド』には登場しないので、その問題とも無関係です。, 宇野:そう。「キムは『ブレイキング・バッド』に出てこない」。その事実の重さを思い出す度に、胸が締めつけられ、ときに吐きそうになる。もう、『ブレイキング・バッド』と繫がらなくなってもいいから、ジミーとキムは一緒に幸せに暮らしてほしい(笑)。, 宇野:ちなみにジミーにいまいち感情移入できないのは、あんな素敵な恋人(妻)がいることが、ただただ羨ましいから(笑)。, 木津:た、ただの本音じゃないですか! とにかく、視聴者はみんな、「キムがいなくなる」事実にうろたえるしかないですよね……。ただ、それはこのサーガにおける避けようのない「運命」でもある。「わたしたちは運命に逆らえるのか」……、これも『ベター・コール・ソウル』に幾度も立ち現れる問いです。それも踏まえて、完結となるシーズン6のポイントはどういったところになると予想、または期待されますか?, 宇野:前日譚なわけだから、よく考えればそうなることは予想できたはずなんだけど、シーズン5に入ってから「自由意志と運命論」っていう、わりといま流行りのテーマが『ベター・コール・ソウル』でも前景化してきましたよね。それは、ジミーやキムだけでなく、マイク、ナチョ、ガス、あとシーズン4の終盤から出てきていきなり本国でも大人気キャラクターとなってるラロにとっても。でも、〈アルバカーキ・サーガ〉に関しては、予想すること自体が無駄だと思ってる。ヴィンス・ギリガンは、絶対に我々の想像力を超えてくるだろうから。, 宇野:ただ、シーズン6への期待という点では、やっぱりウォルターやジェシーの登場ですね。『エルカミーノ』でもワンシーンだけ出てきたけれど、これまでの『ベター・コール・ソウル』の積み重ねの先でもしウォルターやジェシーが出てきたら、その瞬間、間違いなく号泣しますよ。ちなみに、シーズン5でようやく出てきたハンクは、ちょっとドヤ顔が過ぎたけど(笑)。, 木津:たしかに、たしかに(笑)。まあ彼も美味しい役ですからねえ。ただ、ウォルターやジェシーが出てくるにしても、たんなるファン・サービスではないことをやってくれると僕は信じています……たとえブライアン・クランストンが老けていても! ほんと、作品としてのクオリティもさることながら、確実に何かしらの思い入れを持てるサーガだと思うので、未見の方はいまからでも観てほしい。『ブレイキング・バッド』から観ても、まだまだ間に合いますよね。, 宇野:『ブレイキング・バッド』は全5シーズン62エピソード。『ベター・コール・ソウル』は現在まで5シーズン50エピソード。ここまでで112エピソードあるわけだけど、それをこれから初体験できるなんて、夢のような話ですよ。『ベター・コール・ソウル』のシーズン6は一応2021年配信予定になってますけど、パンデミックによって予定通り撮影がスタートできない可能性がある。そういう意味でも、まだまだ時間はあります。ちなみに、『ベター・コール・ソウル』はシーズン6の13エピソードで終了することがあらかじめ告知されています。, 宇野:つまり、『ブレイキング・バッド』を1シーズン、そして1エピソードだけ「超える」わけです。いまのところエミー賞やゴールデン・グローブ賞などでわりと冷遇されてますけど、それもすべてシーズン終盤に向けての「フリ」だと自分は思っています。来年(以降)の『ベター・コール・ソウル』ファイナルは世界中で間違いなく現象化すると思いますよ。, 木津:そうか……そうですね。さすがにサーガのキャラクターたちみたいに「道を踏み外す」わけにはいかないけれど、そのときまでどうにかして、この混乱の時代をサヴァイヴしないとですね。, 宇野維正 映画や音楽を中心にカルチャーのあれこれを書いて日々暮らすライター、木津毅が、各分野の映画好きとしゃべり倒す対談連載。, ウイルスの拡大によって外出が制限され、映画館で映画を観るという体験が失われているいま、映画好きに胸を張って推薦できるストリーミング作品は何だろうか? 今回のゲストである映画・音楽ジャーナリストの宇野維正によれば、いま最高の映像作品はテレビシリーズ『ベター・コール・ソウル』だという。, ニューメキシコ州アルバカーキを舞台に、真面目に生きてきた中年高校教師ウォルター・ホワイトが麻薬王へと変貌していく様を怒涛の展開で描き、爆発的な人気を得たテレビシリーズ『ブレイキング・バッド』。そのなかに登場する人気キャラクターのひとりだった悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしつつ、『ブレイキング・バッド』の前日譚を語るスピンオフ・シリーズが『ベター・コール・ソウル』だ。いまのところシーズン5まで放送されているが、その緻密な脚本、高い演出力、俳優陣の見事なアンサンブル、そして現代アメリカを射抜くテーマによって、本家すら超える迫力を帯びてきている。その真髄はいったい何なのか、たっぷり語り合った。, 木津:パンデミック下で映画館にも行けず、ストリーミングの需要がさらに高まっていますが、宇野さんは以前よりストリーミングのテレビシリーズの重要性について発信してらっしゃったと思います。そして、そんな宇野さんとしても、いまもっとも重要なテレビシリーズは『ベター・コール・ソウル』であると。そこは間違いないでしょうか。, 宇野:重要かどうかは人によると思いますが、2016年のシーズン2あたりから、映画も含めて、現在作られている映像作品で最も優れたフィクション作品は『ベター・コール・ソウル』だと常々語ってきました。2020年4月20日にシーズン5の最終回が配信されたわけですが、その確信はシーズンを追うごとに強まっていて、いま、個人的にも興奮がピークに達しているところです。残すところあと1シーズン。我々は伝説をリアルタイムで目撃しているということに、できるだけ多くの人に気づいてほしいですね。, 木津:おお、伝説になるであろう、と。たしかに僕も、とくにシーズン5のテンションには圧倒されました。田中宗一郎さんと三原勇希さんがホストのPodcast『POP LIFE: The Podcast』にいっしょにゲスト出演させていただいたときは、時間がなくてそれほど話せなかったので、今日はもう少し突っこんでお話を聞ければと思います。, 木津:いちおう、『ブレイキング・バッド』(2008年~2013年)のスピンオフであり前日譚というところでその話も軽くしておきたいのですが、宇野さんは『ブレイキング・バッド』も熱烈に支持してきてらっしゃいますよね。いまでも「史上最高のTVシリーズ」とも言われる作品ですが、そもそもどういったところが画期的だったのでしょう?, 宇野:そこからですか(笑)。えーと、いまでは『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』を合わせて〈アルバカーキ・サーガ〉なんて呼ばれ方もしていますが、ニューメキシコ州アルバカーキという小さい街――自分も『ブレイキング・バッド』を見るまではプリファブ・スプラウトの歌詞くらいでしか知らなかった、何の変哲もないアメリカ南部の小さい街だけを基本的には舞台にしながら、現代アメリカ社会の問題をどんな作品よりも深く描こうとしたのが、まず作品の視点として画期的だったと言えるのではないでしょうか。国の保険制度、格差社会、ドラッグの問題、移民の問題などなど、別にホワイトハウスやウォールストリートでなくても、アメリカの田舎の小さな街にすべてのイシューは凝縮しているという。, 木津:主人公の高校教師ウォルターが癌になってしまって、治療費をまともに払えないというところから麻薬ビジネスに足を踏み入れていく。『ブレイキング・バッド』が始まったのが2008年で、たとえばアメリカの医療問題を扱ったマイケル・ムーアの『シッコ』が2007年ですから、社会的にもそういった機運があったということですね。あとアルバカーキという土地性にしても、国境近くの町なので移民が多かったり、人種間の緊張があったりと、2010年代により前景化していくボーダー・ポリティクスの問題を提示するのに打ってつけだった。その辺りの設定のうまさはありますね。ただ、もちろんそうした社会性の高さもありつつ、何よりべらぼうに面白かった、と。話が進むほどに魅力的なキャラクターも次々と登場しますし。, 宇野:そうですね。『ブレイキング・バッド』の最も重要な功績は、テレビシリーズに映画的な作劇を大胆に持ちこんだところにあると思います。『ブレイキング・バッド』以前と以降で、テレビシリーズのナラティヴは確実に底上げされました。代表的なのは、新海誠監督も『君の名は。』で参考にしたと言っていた時制の入れ替えですね。アバン(タイトル前のシーン)でそのエピソードのクライマックスのシーンをいきなり見せたり、場合によっては数エピソード先につながる重要なシーンや象徴的なシーンを仕込んだりするという、視聴者が画面に釘づけになってさまざまなことを読み解くのを前提とした作劇をした。これを全シーズン合わせて何十時間もあるテレビシリーズで本気でやると、当然映画よりも深いカタルシスを生み出すことができるわけです。ただ、それまでのテレビシリーズの作り手はそこまで視聴者のことを信頼してなかった。, 木津:なるほど。いまから思うと、それはストリーミング時代を先駆けるような作劇でもあるわけですよね。視聴者が気になるところを確認するために観直しても、リピートに耐えうるだけの強度があり、それがのちのテレビシリーズのクオリティや視聴者のリテラシーを抜本的に変えた部分もある。, 宇野:実際に自分も含め〈アルバカーキ・サーガ〉のファンは、『ブレイキング・バッド』も『ベター・コール・ソウル』も何度も繰り返して観ている人がとても多いですね。, 木津:トリッキーな時制の手法は『ベター・コール・ソウル』にも引き継がれていますが、ただ、とくに演出面ではテクスチャーがまたアップグレードされたように思えます。そこはやっぱり、『ブレイキング・バッド』の時代と『ベター・コール・ソウル』とでは映像作品の水準が変わったからなのでしょうか。, 宇野:史上最高のテレビシリーズとしてよく比較される『ゲーム・オブ・スローンズ』もそうですが、『ベター・コール・ソウル』が始まった2015年の時点で、ストーリーテリングという点では、テレビシリーズはもう極限まで洗練され尽くされていたと思うんですね。ちなみに、『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者ジョージ・R・R・マーティンは『ブレイキング・バッド』の大ファンとして知られていて、『ブレイキング・バッド』の最高傑作回とも言われているシーズン5エピソード14「オジマンディアス」の放送直後には、「ウォルター・ホワイトはウェスタロスの誰よりも恐ろしいモンスターだ」なんてブログに書いてたくらいなんですけど。, 宇野:それはそれとして、『ベター・コール・ソウル』は「『ブレイキング・バッド』を超える」という、スピンオフ作品であることを踏まえると、どう考えても不可能なミッションを達成する上で、ちょっと嫌らしいくらい演出の徹底的な洗練をはかった。自分がその野心に気づいたのが、さっき言ったようにシーズン2〜3くらいのタイミングでした。, 木津:僕が『ベター・コール・ソウル』を観ていてすごく思うのが、「デヴィッド・フィンチャーがテレビシリーズにいる時代のテクスチャーだな」ということなんです。脚本の緻密さはもう前提で、構図とライティングの美しさが本当に図抜けている。シーズン2から3はちょうどシリーズのテーマも深まっていくタイミングだったと思うのですが、それと同時に画面の洗練も磨かれていった。そうした演出面の説得力で、『ブレイキング・バッド』のファンを喜ばせるスピンオフという地点をはるかに越えて、作品単体としての圧倒的な強度を持ったんでしょうね。, 宇野:ショーランナー、脚本家、演出家それぞれが、ソーシャルメディアやポッドキャストでストーリーボードや撮影風景や裏話を積極的に発信していることも含め、そのあたりはとても意識的に取り組んでいますね。『ブレイキング・バッド』を進化させたというんじゃない、とんでもない高みに自分たちが挑んでいるという自覚をチームとして持っている。, 木津:スピンオフってキャラクター商売になりがちだと思うんですよ。主人公の悪徳弁護士ソウル・グッドマンはもともと『ブレイキング・バッド』の人気キャラクターなわけで、そういう危険性もなくはなかった。だけどありがちなファン・サービスに堕さなかったのは、のちにソウル・グッドマンとなるジミー・マッギルの背景が緻密に描かれるからなわけですが、その辺り、『ブレイキング・バッド』の時点でショーランナーのヴィンス・ギリガンの頭のなかにはあった設定なのでしょうか?, 宇野:いやー、『ブレイキング・バッド』は『ブレイキング・バッド』で、その段階ではやり尽くしたと思っていたはずですよ。ただ、昨年その後日談の映画作品『エルカミーノ』(2019年)も作ったように、時間が経ってから、語り残したこと、そしてまだこの物語を掘る価値があることに気づいていったんじゃないでしょうか。, 宇野:そこで重要なのは、やはり物語のスケールを無闇に広げなかったことですよね。成功したテレビシリーズが陥りがちなのが、人気の高まりと予算の増大に合わせて、シーズンを経るごとにどんどんスケールアップして収集がつかなくなっていくパターンです。ヴィンス・ギリガンのやり方は、その真逆ですよね? 同じアルバカーキで、同じキャラクターを、とことん掘っていく。そういうミニマリズムの先に、物語の無限の宇宙を発見していく。『ブレイキング・バッド』も終盤はそうですが、『ベター・コール・ソウル』もどんどんシェークスピア的、あるいはギリシア神話的になってきています。 それをリアルタイムで追うことができる幸福を繰り返し見ながら噛み締めている毎日ですね。, 木津:ははは、さすが熱狂型の宇野さんですね。しかし、神話的というのは本当にそうですね。僕、最近『ブレイキング・バッド』を観直していたのですが、ソウル・グッドマンにしろ、ガスの用心棒の老人マイクにしろ、サブ・キャラクターの「キャラ感」は強かったと思うんですよ。マイクなんて超人だし。ただ『ベター・コール・ソウル』で彼らの過去を掘り下げていくことで、人間ドラマとしての深みがぐっと増してるんですよね。シーズン序盤では、しょうもない詐欺師だったジミーが優秀な弁護士の兄チャックに助けられ、やがて確執を深めていく過程が中心になりますが、兄弟というモチーフ自体も神話的で。とくにシーズン3エピソード5の心理戦となるコート・プレイなんかはそれこそ古典の戯曲のような風格すらあり、いっしょに観ていたアメリカ人が終わった瞬間「ファッキン・グレイト・エピソード! ã¼ãºã³3 第10話ãç¯ããï¼æçµè©±ï¼ ææ³ ã¢ã«ãã«ã¼ãã®ç©ºã¯ãã¤è¦ã¦ãç¾ããã ããã¿ã¼ã»ã³ã¼ã«ã»ã½ã¦ã«/Better Call Saulãå ¬å¼ãµã¤ããä¼èª¬çãã©ãããã¬ã¤ãã³ã°ã»ããããã®ã¹ãã³ãªããéã«æ¥æ¬ä¸é¸ï¼ç¬¬ä¸è©±åç»ãç¡æã§è¦è´ã§ãã¾ããããï½¥ãªãã³ã«ã¼ã¯ã¯ãããã£ã¹ãããããããDVDBlu-rayã®ãç´¹ä»ãã ã¸ãã¼ã®å ãã£ãã¯ã 伝説的ドラマ『ブレイキング・バッド』の人気悪徳弁護士、ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフシリーズ『ベター・コール・ソウル』は、彼が犯罪者相手の弁護士となるまでを描く大人気シリーズです。本作のあらすじ、魅力をシーズンごとの詳細を含め徹底解説します!, 2008年から2013年に渡って放送され、大人気となったテレビシリーズ『ブレイキング・バッド』。エミー賞やゴールデングローブ賞など数々の賞を獲得し、ディズニー映画『ズートピア』でもパロディにされるなど、もはや一般常識とさえ言われています。, この作品に登場した、うさん臭い弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフシリーズ『ベター・コール・ソウル』は、2015年にアメリカで放送が開始されると瞬く間に人気を獲得し、シーズン1から主演のボブ・オデンカークと助演のジョナサン・バンクスが批評家協会テレビ賞を受賞するなど、高い評価を受けました。, 『ブレイキング・バッド』の6年前を舞台に、人気キャラクターたちの明かされていなかった背景が描かれ、元シリーズと同様に先の読めない展開が視聴者を惹きつけています。, この記事では、そんな『ベター・コール・ソウル』をネタバレを含めて徹底解説していきましょう。, 『ブレイキング・バッド』にソウル・グッドマンという名前で登場した弁護士。本作ではまだ本名のジミー・マッギルを名乗っています。若い頃は「滑りのジミー」と呼ばれ、当たり屋や詐欺などでお金を稼いでいましたが、あることをきっかけに弁護士になることを決意しました。, 『ベター・コール・ソウル』では、国選弁護の仕事でなんとか生活しているジミーが、どんな紆余曲折を経て犯罪者を顧客とする敏腕弁護士”ソウル・グッドマン”になっていったのかが描かれます。, 元フィラデルフィアの警察官で、本作では裁判所の駐車場管理人をしています。孫娘とその母親(亡くなった息子の妻)を常に気にかけており、彼らの生活を支えるため危険な仕事を請け負うようになります。, ソウルと同様『ブレイキング・バッド』にも登場したキャラクターで、犯罪組織のボスの元で暗殺、警護、情報収集など幅広い任務をこなしていました。マイクがそうなるまでの経緯も『ベター・コール・ソウル』で描かれていきます。, ジミーの兄で、ハムリン、ハムリン&マッギル法律事務所(HHM)の創始者のひとりです。エリート弁護士でありながら電磁波へのアレルギーのため隠遁生活を送っており、ジミーが買い出しなどすべての生活の世話をしています。, HHMで働く弁護士で、ジミーとは友達以上恋人未満のような関係です。真面目で優秀ですが、ジミーが起こす騒動の巻き添えになってしまいます。, HHMの創始者のひとりで、キムの上司。チャックの事務所への復帰を望んでいますが、ジミーとはあまり反りが合わないようです。, 『ブレイキング・バッド』にも登場したギャングで、『ベター・コール・ソウル』に初登場した時点ですでに麻薬ビジネスを営んでいます。短気で凶暴な性格で、怒るとなにをしでかすかわかりません。, トゥコの手下。ジミーにある仕事に協力するよう持ちかけたり、マイクに仕事を依頼したりと、2人の過去に深く関係している人物のようです。, 貧乏で無名の弁護士ジミー・マッギル。まともな仕事を得たい彼は、横領を疑われている群の会計係ケトルマンの妻に交通事故を装って恩を着せ、弁護士として契約しようと考えます。しかし、協力させた当たり屋の双子は、間違ってギャングのトゥコの祖母の車に激突してしまい、トゥコに殺されかける3人。ジミーの必死の説得の結果、双子が足の骨を折られただけで解放されました。, 後日ジミーは、トゥコの手下ナチョからケトルマン宅に強盗に入る計画に誘われます。誘いを断り、ケトルマンに警告の電話をしたところ、一家は行方不明に。近所で目撃されたナチョが誘拐の容疑で逮捕されますが、ジミーは誘拐は自作自演だと見抜き、マイクのアドバイスで一家を発見。同時に横領した現金も見てしまい、ケトルマンの妻から「弁護の手付金」という名目で金を受け取ってしまいます。, スーツを新調し、HHMそっくりの広告を建てたジミー。しかし、ハワードに訴えられ広告を撤去することに。その際、広告塔から落下しそうになった作業員を助けたことが地元のニュースに取り上げられ、ジミーは一躍ヒーローになります。そのニュースが載った地元新聞を隠し、チャックにはそのいきさつを伏せていましたが、ジミーの行動を不審に思ったチャックは隣の家の新聞を盗み、警察に通報されてしまいます。, 警察が家に踏み込んだときのショックで、チャックは病院に収容されました。医者は彼の症状が精神的なものだと証明し入院を勧めますが、ジミーは今まで通りチャックを世話することにします。一方、有名になったジミーのもとにはおかしな依頼が集まっていました。キムから高齢者法を専門にしてはどうかとアドバイスを受けたジミーは、さっそく老人ホームへ宣伝に行きます。, そのころマイクの家には大勢の警察官が。警官2名の殺害容疑で連行されたマイクは、弁護士として呼んだジミーに協力させ、警官のノートを盗みました。マイクはノートを読んで、亡くなった息子マティーの妻ステイシーが警察に通報したことを知り、彼女を問い詰めます。ステイシーはマティーが受け取った賄賂について警察に話したと言い、マイクはマティーが賄賂を受け取ったのは自分のせいで、密告を恐れた警官仲間に殺されたこと、息子を殺した犯人たちに報復したことを話しました。, 警察署に呼ばれたジミーとマイクはノートを盗んだと責められますが、ジミーはノートは駐車場に落ちていたと言って返します。翌日ジミーは新しく借りる予定のオフィスにキムを連れて行き、一緒に独立しようと誘いますが断られてしまいました。キムはケトルマン夫妻に横領した金を返して司法取引をするよう持ちかけますが、妻がそれを拒否してジミーに弁護を依頼。ジミーは司法取引を勧めますが、そのためには全額返さなければならないため、ジミーに渡した賄賂も返してもらう必要があると言います。, ケトルマン夫妻がHHMとの契約を切ったため、キムは降格させられてしまいました。それを知ったジミーは、マイクを雇ってケトルマン宅から横領した金を盗み出させ、受け取った賄賂を加えて地方検事に届けます。翌日ケトルマンにそのことを話し、キムが提案した司法取引に応じさせました。資金がなくなったジミーは、新しい事務所をあきらめます。, サンドパイパー・クロッシング老人ホームにいる依頼人を訪ねたジミーは、そこでホームが老人たちに過剰請求をしているのではないかと疑います。翌日、サンドパイパーから依頼人への訪問を拒否されたジミーは、夜中にゴミ箱からシュレッダーにかけられた書類を盗み、復元しようとしますが途中で寝てしまいました。ジミーが目を覚ますとチャックが書類を復元してくれており、搾取が証明されます。, チャックの家でサンドパイパーの弁護団と会うジミーとチャック。集団訴訟を起こすと揺さぶりをかけ、勝算があると確信します。翌日、ジミーは書類を持ってチャックの元を訪れますが、そのまま寝入ってしまいました。チャックは車に積んである書類を取りに行き、目覚めたジミーと外に出られたことに驚きよろこびます。, 一方マイクは孫娘に子犬を買い与えた後、獣医に紹介してもらった仕事に向かいます。待ち合わせ場所には他に2人の屈強な男がいました。依頼主が仕事は麻薬取引の用心棒であることを説明すると、1人の男がマイクを外し、自分たちの取り分を多くしろと要求します。マイクはその男を殴り倒し、それを見たもう1人の男は逃げてしまったため、1人で仕事を請け負うことに。取引の現場に現れたのはナチョでした。, 裁判所でサンドパイパーへ接近の権利を勝ち取ったジミー。家に膨大な資料が届けられたチャックは、HHMの協力が必要だとジミーを説得。ジミーは電磁波を通さないように裏張りをしたスーツをチャックに着せ、一緒にHHMを訪れました。ハワードは案件を引き受けることは了承しますが、ジミーには報酬を受け取り案件から手を引くように言います。この提案にジミーは怒り、取引を断ってしまいます。, HHMを訪れる前にチャックがハワードに根回しをしたことを直感したジミーは、チャックを問い詰めました。チャックはハワードにジミーを案件から締め出すこと、以前ジミーが司法試験に合格した際にもHHMでは雇わないよう要求したことを白状し、ジミーは本物の弁護士ではないと罵倒します。怒ったジミーはチャックに「1人で生きろ」と言い放ち、家をあとにしました。, ジミーはハワードと取引をし、手数料を受け取ってチャックの世話を頼みます。悲しみにくれるジミーは生まれ故郷のシセロに戻り、馴染みのバーで昔の詐欺仲間で親友のマルコに再開します。2週間ほど2人で詐欺を働いていましたが、ある日アルバカーキに戻る決意をしたジミーに、マルコは最後にもう一度仕事をしようと誘います。ところがその仕事の最中にマルコは心臓発作で亡くなってしまいました。, マルコの葬儀中、ジミーにキムから電話がかかってきます。サンタフェの大手法律事務所デイヴィス&メイン(D&M)が集団訴訟に加わることになり、ジミーをパートナー候補として雇うと言います。ジミーはアルバカーキに戻り、駐車場でマイクになぜケトルマンの金を返してしまったのかと問いかけます。そのときのような良心は二度と持たないと宣言したジミーは、D&Mには会わず、最後にマルコが口ずさんでいた『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を歌いながら車を走らせました。, D&Mからの申し出を断ったジミーは、宿泊者になりすましてホテルで豪遊していました。そこへキムがやってきてジミーを責めますが、ジミーは弁護士はやめるの一点張り。2人で株トレーダーを騙して酒をおごらせ、一夜を共にします。一方マイクは、麻薬取引のボディーガードをクビになります。1人で取引現場に現れた売人はナチョに住所を知られ、空き巣に入られてしまいました。売人は通報し、警察からあやしまれてしまいます。, キムに認めてもらうため、ジミーはD&Mで働くことに。マイクは駐車場で売人に出くわし、空き巣のことを知ります。盗まれたベースボールカードは自分が取り戻すと売人を説得し、ジミーに警察の彼への疑いを晴らすように依頼。ナチョを見つけたマイクは、トゥコに隠れて取引していることをバラすと脅し、ナチョは売人の車と引き換えにカードを返しました。ジミーは警察が見つけた隠し場所には依頼人の恥ずかしいビデオがあったと主張し、釈放に成功します。, サンドパイパーの入居者たちのバスに乗り込んで、集団訴訟への参加署名を集めたジミー。チャックはその方法に疑問を呈し、キムはD&Mにジミーを推薦した責任から、合法的に原告を集めるように注意します。TVCMで一気に原告を集めたジミーですが、事務所の許可を取っていなかったため上司は激怒。CMの存在を知っていたキムも降格処分にされてしまいました。時を同じくしてマイクはナチョからトゥコの殺害を依頼されます。, ジミーは自分が弁護士をやめる代わりにキムを元の地位に戻すようチャックに迫りますが、チャックは自分は無関係だと主張します。マイクはカルテルに疑われることを恐れ、トゥコを殺す代わりに自分を殴らせ警察に逮捕させます。なかなか元の仕事に戻れないキムは、偶然チャックに会い、ジミーが長年レジから金を盗んでいたことで彼らの父親の店が潰れた話を聞きます。マイクはトゥコの叔父ヘクターから、トゥコの刑期が短縮されるよう偽証すれば、5万ドル支払うと提案を受けました。, D&Mで細かい規則に縛られ、思うように動けないジミー。キムはサンドパイパーの弁護を担当している事務所からヘッドハンティングを受けます。マイクはヘクターの提案を受けることに。ジミーが付き添って地方検事のもとを訪れ、銃はトゥコのものではないと証言を変更します。ジミーは契約金を手に入れてD&Mを辞めるため、ド派手なスーツを着ておかしな行動をとり、目論見通りクビになることに成功しました。, キムはヘッドハンティングを断り、ジミーと同じビルに事務所を構え諸経費を折半する提案をします。ジミーはこの提案を受け入れ、2人でオフィスの改装を始めます。HHM時代にキムが獲得した顧客を独立した個人事務所に取られ、チャックは顧客を奪い返しますが、長時間電気にさらされたため倒れてしまいました。見舞いに来たジミーは顧客の書類を改ざん。その書類を見てチャックが書いた申請書は却下され、顧客はキムと契約し直します。, マイクはヘクターのトラックを止め金を盗みますが、期待に反して警察は動きませんでした。チャックは書類の間違いについてジミーを責めますが、キムは証拠がないと言ってジミーの味方をします。ジミーは書類を改ざんしたコピー店の店員に口止めしますが、その後チャックも同じ店を訪れ、倒れてしまいます。, 入院したチャックはCTスキャンを受け、異常はなかったものの昏睡状態に陥ってしまいます。翌朝目覚めたチャックをジミーが家に連れて帰りました。一方マイクはライフルを購入してヘクターを狙いますが、ナチョが邪魔で打てずにいました。クラクションを聞いてマイクが車に戻ると、ワイパーに「Don't(やめろ)」と書かれた紙を見つけます。, ハワードからチャックが事務所をやめたと連絡を受けたジミー。話を聞くと、チャックは書類のミスを悔いてもう弁護士は引退すると言います。チャックを思いとどまらせるためジミーは書類の改ざんを白状します。チャックはその話をこっそりテープに録音していました。, シーズン2の最終話までのエピソードタイトルが発表された際、ファンの間ではある噂がささやかれ始めました。すべてのエピソードタイトルの頭文字を並び替えると「FRING'S BACK(フリングが帰ってくる)」という意味深なメッセージになるというものです。, フリングとは『ブレイキング・バッド』に登場した冷酷な犯罪組織のボス、ガス(グスタボ)・フリングのことで、元シリーズの別の人気キャラクターがついにシーズン3に登場かと話題になりました。, 後日インタビューで製作陣は、こんなに早く暗号が解かれるとは思っていなかったと、その存在を認めました。プロデューサーのヴィンス・ギリガンは、2016年4月のヴァニティフェアのインタビューで次のように語っています。, 2017年4月から全米での放送が決定している『ベター・コール・ソウル』シーズン3。今後の展開はどうなるのでしょうか。, チャックへの妨害工作を告白し、その話を録音されてしまったジミー。その内容は不法侵入や文書偽造など、発覚すれは弁護士資格を失う重大な犯罪行為です。シーズン3では、このテープの存在がジミーとチャックの関係をさらに複雑なものにしてしまうのではないでしょうか。, シーズン2終了時点でジミーとキムは恋人同士になっています。ジミーの不法行為もいとわない性格を熟知していたキムが、同じ事務所のパートナーとしてではなく、別々の事務所を立ち上げ、経費を折半する提案をしたのは、ある意味で正解でした。しかし、ジミーのチャックへの妨害工作が立証されてしまえば、2人の関係も危うくなるかもしれません。, ヘクターを殺そうとしたマイクに「Don't(やめろ)」というメモを残したのは、どうやらガス・フリングのようです。しかし、プロデューサーのヴィンス・ギリガンはガスの登場について次のように語っています。, 『ブレイキング・バッド』でガスはマイクに信頼を置いていましたが、そうなるまでにも長い時間がかかったのかもしれません。, 「私たちの予定では、最終話が放送された後に”誰がマイクにメモを残したんだ?”と話題になると思ったんです。それから数週間か数ヶ月後にヒントとしてこの暗号をツイートするつもりでした」, 「シーズン3にガスが登場すると言っても、第1話ですぐに登場するとは思わないでほしいですね。ガスはとても慎重で用心深いキャラクターです。彼は簡単に姿を現すことはしないでしょう。『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルターも、実際に彼に対面するまでには、非常に苦労しましたよね」, 物心ついた頃から海外ドラマを見つづける、下町生まれグラムロック育ちの猫の小間使い(写真は我が家のおぼっちゃま)。学生時代は演劇をしていました。趣味は観劇、編み物ほか手芸と酒と夜更かし。
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